ごはんの待ち時間
素敵なスペイン料理店を発見し、
こういうものは女子で行くものか、と勝手に定義づけ、
かなりたのしみにしていた。
省エネで生きる人を否定はしないが、
食べ物を前にして、
おなかがすいていないといわれることや、
相手のこだわりを感じ取れないことや、
アラカルトの意味をはき違えている場合、
ちょっぴり、というか、かなりさみしいものである。
テイクアウト、ファストフード、いろんなものがはやくなって、
それはそれでいいのだけど、
そもそもすぐに出るということは回転率向上のための作り置きであって、
本当に自分の為に作ってくれるときには、
それなりに時間がかかるものである。
その待ち時間は私にとっての至福。
ランチタイムなんかは、はやく提供してくれればくれるほど助かるが、
休日の食事は、
たとえ美食家でなかろうとも、
そういう雰囲気も含めて、たのしみなのである。という話。